ポンコツムスカの精神修行的ブログ

ポンコツと化してしまった二児の父。腐ってはいけないという思いから、ブログを始めてみたよ。全てスマホで書いてるので、スマホでの閲覧推奨。

梅雨の夜に不可解な体験をした話

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土曜日の夜の話である。




その日、僕は子供を寝かしつけた後一人で起き、コンビニへ行こうと思っていた。




今週はまだヤンジャンを立ち読みしていないのだ。


早く読まないとヤンジャンは店頭から消えてしまう事が多い。
ましてやもう土曜日・・すでに消えている可能性が高いのだ。


そう思った僕は、薄手のパーカーを着て帽子をかぶり、子供が起きないように静かに玄関を出た。






蛙がたくさん鳴いている。



家のすぐそばには水を張った田んぼが幾つかあるのだ。


そして、その田んぼの横の狭い道を通っていくとファミリーマートの裏に出る。





時刻は22時を過ぎたあたりだろうか。


僕は何度となくこの時間にコンビニへ出掛けている。
今まで特に変わったことは何も起きていない。




しかし、田んぼの手前まで来たときだった。











なんだろうか。





今日は何だか様子がおかしいのである。





初めての感覚だ。




何だろうかこれは。







一言ではうまく言い表せないのだが、

強烈に視線を感じるような、
すぐ側に誰かがいるような

そんな「ねっとりとした」気配がビンビンするのである。




もちろん周りに人の姿は無い。

蛙の声しかしない。

しかし空気が張りつめている。




僕は心霊的な体験は皆無だし、そういったモノを見たことも感じたことも一度としてない。





しかしこれは一体なんだ?


体感妄想か?


普段は(仕事上)治療者側の僕がそっち側の人間になってしまったのだろうか?



それとも趣味でいつも洒落怖のまとめサイトを閲覧しているせいで、変なものが寄ってきてしまったのか??





などと考えたが、得体の知れない恐怖と緊張感は収まらず
脂汗まで出てくる始末。




怖い。

とにかく怖い。





しばらく田んぼの手前で立ち止まって考えた末に

「引き返そう、なんかヤバい気がする・・」


と、特に実害もないのだが引き返すことにした。




家へ戻る数分の間も異様な感覚は収まらず、逃げ込むように家の中へ入った。

ドアの外側からはまだ嫌な気配が漂っていた。






ふう・・






と息をつき

「アホか俺は・・。でも何か今日は嫌な感じだな・・」


と思い、ソファに座る。



ジョジョでも見るか・・もうアップされてるだろ」

とPCを開こうとしたその時。




う、うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!






思わず声をあげた。


僕の右手の人差し指にはタコが出来かけていて、ジンジンと痛みを感じていたのだが、
そのタコの部分に大きな黒い塊がくっついていたのである。


軽くパニックになりながら全力で右手をシェイクシェイクする33歳。



なんだか分からないが取れたことを確認し、光の速さでその場から離れる。
僕は虫が大嫌いなのだ。(虫食いサイトを見るのは好き)




棒のようなものを手に、黒い塊が落ちたであろう場所を探す。





ない・・・・





不思議なことに無いのだ。
僕を恐怖に陥れたあの黒い塊が見つからないのだ。

なんとも不可解な現象である。





あれは一体何だったのか?


黒い虫だったのか?


それとも恐怖心から作り出した幻覚だったのだろうか?




結局正体は分からなかった。
しかし僕に恐怖を感じさせるには十分すぎる出来事であった。


(余談ではあるが、その時に黒い毛玉のようなゴミを見つけた。
でも絶対それじゃないね!だって指見たときコップのフチ子さんの頭くらいあったもん!マジで!)





しかし恐怖体験はまだ終わらない。





それから30分ほど経っただろうか。


僕もすっかり平常心を取り戻し、甲鉄城のカバネリを視聴し始めた頃である。



それは突然に起こった。





「・・ン・・ワー・・・・チ・・ワ・・・」





窓の外から何かが聞こえる。






僕は徐にヘッドホンを外し


そして戦慄した。







「コンニチワーッ!」

「コンニチワーッ!」

「コンッココンコンッ」
「コンニチワーーッ!!」


延々ミッキーマ◯スの声がするではないか!




次女の三輪車のやつだ!(押すと声が出るやつ)
壊れたのか?
でもなんで!?
なんでこのタイミングで!??
こええよ!!!




しばらくの間ガクブルしていたが、さすがにお隣さんにも迷惑がかかる・・。(集合住宅)

そう思った僕は意を決してシャッとカーテンを開けた。




すると、やはりそこには誰もおらず


なんとカーテンを開けた時にピタリと音が止まったのだ。




「何なんだよ、もうやめてくれよ・・」



軽く失禁しただけで済んだ僕は、逆に軽い怒りさえ覚えたが、再びアニメ視聴へと戻った。





数分後、妻が「寝室に蚊がいる」と起きてきた。



するとこのタイミングで再び


「コンニチワーッ!」

「コンニチワーッ!」

「コンニコンニコンニコンッ」

「コンニチワーーッ!!」



とミッ◯ーの声が聞こえてきたではないか。




こいつ、マジで窓開けさせる気じゃねえのか?(妻はこういうの気にして確かめようとする)




と再び戦慄を覚えたが、妻は寝室の戸を開けて眠っていた。
助かった。


音はすぐに止まった。



もうアニメを見る気も起きなかった。


僕はトイレに行きたがったが我慢して布団へ入った。







翌日、三輪車を見てみると、スイッチが半押し状態になっていた。

何故かまわりに無数の小石が散らばっていたが、特に関係は無いだろう。


そして僕は蚊に刺されていた。





こうして不可解な出来事が続いた一夜は幕を閉じたのであった・・。






~~~







とまあ・・

結局何もなかった訳ですが、些細な出来事も続くとやはり関連付けて考えてしまいますね。


要は脳が勝手に作り出したもので、変な緊張感とか雰囲気もそういう風に感じる脳内物質が出ていたわけで・・

でもそれを言ったら面白くないですね。やっぱりロマンを感じていきたいものです、どうも二児父でした。



文章にするとアレですが、その時は本当に怖かったんだからねっ!




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