脱糞してスタンド能力が発現した話【後編】
皆さんこんばんわ、二児の父です。
Twitterというインターネッツアプリケーションはすごいですね。試しに昨日ブログをツイートしてみたんですが、なんと5人もの方が見て下さったようです。
僕は織田信成並みに自分のことを わきまえているので、素直に嬉しいと思いました。やったね!本当にありがとう!
それでは本編の方に移りたいと思います。
脱糞してスタンド能力が発現した話【後編】スタートです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その日は気持ちが良い程の秋晴れで、吹く風も少々肌寒いが心地よく、街ゆく人々もどこか晴れ晴れとしているように見えた。
しかし、それとは対照的に、僕は尻に確かな手応えと存在感を感じ、一人違う世界を生きているかのような感覚を覚えていた。
とにかく便所だ
その言葉を頭で繰返し、早足だが慎重に、かつ丁寧に尻の下あたりを軽く押さえながら便所を探す。
尻の下あたりを押さえていたのは下の方へメルトダウンしないようにする為である。
この時点で「若干ズボンを透過して尻のあたりが色づいているのでは・・・?」という懸念もあったが、その日はディッキーズを履いていたためそれは大丈夫だろうと判断した。
4分後くらいであっただろうか。交番の隣に公衆便所を見つけた。
ある意味犯罪を犯しているような気分であったが、そこはぐっと堪えて足早に交番の横を通り過ぎ、便所へと入る。
個室も空いており、「間に合った!!」と一安心するが、本題はここからだ。
ふう、と一息をつき、意を決してズボンを脱ぐ。
え?・・えっえぇ!?
無い・・そこには何も無いのである
そんなバカな・・確かな感触があったというのに!僕を絶望の淵に追いやった物質がそこにあるはずなのに!!
「あるはず」のモノがそこには「ない」のだ。僕の頭は混乱していた。
完全にポルナレフ状態だった。
まさかこれはスタンド能力なのでは・・?限界まで追い詰められたことによって、秘められた能力が開花したのでは・・?
尻穴からザ・ハンドが出たのか?それともヴァニラ・アイスのクリームなのか?
むしろオレの尻穴自体が暗黒空間のブラックホールかってやかましいわ!
などと下らないことをフリーズしながら考えていたが、こうしていても仕方がない。
ペーパーで拭いてみるが、やは
り何も付いていない。湿ってもいない。
やはり何かしらの能力が発現したのであろうか、
パンツの中にはいつもの日常が広がっているだけであった。
奇妙な体験であった。そして色々と考えさせれた。
我々が普段見ているものや感じているものなど、実は案外いい加減な虚像に過ぎないのかもしれない。人間の感覚など何が本当で何が錯覚なのか、それを判断する事など出来ていないのではないか。
私たちはもっと、目に見えるものや常識で決めつけているものについて、少し疑問を持ってみるべきなのかもしれない。
そこにはきっと、今までと違う何かがあるはずなのだから・・。
ということで、タイトル詐欺になりますが僕は漏らしていません。うんこ漏らしマンじゃないです。
32歳にもなって漏らすわけがないです、断じて!