ポンコツムスカの精神修行的ブログ

ポンコツと化してしまった二児の父。腐ってはいけないという思いから、ブログを始めてみたよ。全てスマホで書いてるので、スマホでの閲覧推奨。

大阪で逆ボッタクリにあった話


クリはクリでも、やりきれない気持ちになるクリってな~んだ?




みなさんこんばんわ。クリと聞くと何だか浮わついた不思議な気持ちになります、どうも二児父です。


前の記事で書いた通り、昨日は大阪の夜の街へ行ってまいりました。
なかなか素敵やん的なこともあったので、報告したいと思います。




その前に今日の一枚↓

木原さんとそらジロー

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ダンススクールを終え、カプセルホテルのサウナで体を清めた僕は夜の街へと向かう。
サウナでエンドレスに流れていた藤井フミヤのTRUE LOVEを口ずさみながら、なんばで平日も人が入るというクラブ、GIRAFFEを目指す。


月曜日だというのに人がものすごく多い。というか外人が多い。それも中国、韓国人がほとんどで、何かを爆買いしてい様子である。

日本にお金を落としてくれるのは良いことだ、と横目で見ながら歩き21時前ごろ目的地へ到着する。


キリンのマーク
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1000円で2Dというやっすい料金を払い、中へ入る。
ちなみに今回ここへ来た目的は、同じダンサーを探し、あわよくば仲良くなろうということである。
他の目的など一切ないということをご承知頂きたい。



平日なのにけっこう人がいるではないか。大阪人は暇なんだなあ!と思いながらダンスフロアを見る。


う~ん・・


ダンサーらしき人はいないなぁ・・。

でも踊っている人はとても多い。周りの目を気にしないでとにかく踊る!ってな感じの人が多く、なんだか大阪らしさをすごく感じる。シャイボーイは少ない。


残念ながら目的は達成されなかったので、二時間~ほどで店を出る。
結局1000円しか使わないなんて、さすが大阪。コスパが大変良い。




さてラーメンでも食べて帰ろうかと思い、ぐるなびとかで割と評価が高いラーメン神座(かむくら)へ向かう。



道頓堀のあたりを歩いているとき、不意に後ろから「お兄さん、お兄さん!」と声をかけられる。




振り向くと、そこには茶髪でくたびれたギャル風の瀬戸内寂聴さんがいた。


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何かありがたい説法でもして下さるのかな?と思っていると、




お兄さん、飲みませんか?30分で2000円でいいですよ
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ありがたい説法だなぁと想いながら


「いや、ちょっと神座いくんで」

と断るが


30分だけ!それだけでいいから、お願い!!
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とグイグイ来やがる。
なんだこいつは、押しに弱く流されやすい僕の日本人的な弱いところをついてきやがる!


「いや、ラーメン食べたいんで・・」

と歩き続けながら断りを入れるが



神座なんか終わってからでも食べれるやん!お腹すいてるならたこ焼きおごったるから!お値段も1500円でいいで!!
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と引き下がる様子はない。



かれこれ15~20分ほど押し問答しただろうか。
この時間があったら他の人に声をかければいいのにと諭しても効果はない様子。
しまいには


お願い、もう三時間も外にいるねん、助けてやー!
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と情に訴えてくる始末である。




もともと優しい心の持ち主である僕は、とうとう断りきる事が出来ず

「じゃあ、30分だけですよ・・」


と折れるのであった。




すると先程までマシンガンのごとく喋り続けていた寂聴さんはぴたりと口を止め、こんな顔をしながら↓
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足早に店へ案内し始めた。


約束通り、途中で寂聴さんが350円のたこ焼きを買い、そのまま路地裏の怪しいビルへといざなわれる。



「本当に大丈夫なんだろうか」と思いながら進むと、椅子も数席しかない小さなバーのようなスナックに到着する。
中には客の若い兄ちゃんが一人と、カウンターの中にお姉さん(友近似)が一人いた。
危険な雰囲気はなく、安心する。


何を飲むかと聞かれ、とりあえずビールをお願いするが 、サーバーのガスが切れてたためデロデロのビールが出てくる。
「アハハ~、ごめんごめん!」とやけに明るく謝罪され、焼酎の水割りに変えてもらう。



なんというか、さすが大阪。客の兄ちゃんも明るく、カラオケなんか聞きながら四人で楽しくお酒を飲んだ。たこ焼きもおいしかった。
場末のスナックという感じだったが、なかなか楽しい時間を過ごすことができた。



あっという間に30分が過ぎた。



寂聴さんは「今日は客がつかまらないから、もう店閉めるわ~」と言って、僕の目の前で付け爪を剥がしていた
客商売としてそれでいいのだろうかと思ったが、逆にその投げ出し感が良いのかもしれない。




会計をしようと5000円札を出す。


すると

500円ない?じゃあおつりないし、1000円でいいわ
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ジャパネットも驚きの値引きをしてくれたのである。



「えっ、本当にいいんですか?」

と喜び1000円を払い、「また来てや~」と見送られる。



よく考えたら、2000円が1000円になった上に350円のたこ焼きももらったわけで、実質650円しかあの店に払っていないのだ。



大阪の人は算数が苦手なのかなぁと思うと同時に、売り上げ的にあのお姉さんは大丈夫なのかな、と少し心配になった。

しかし「まぁいいか!」とすぐに気持ちを切り替え、静かに店を後にする僕なのであった。

ちなみに神座は閉店していた。






そして僕のスマホのフォルダには、ブログで描くために集めた大量の瀬戸内寂聴の画像が残されたのであった。



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