ポンコツムスカの精神修行的ブログ

ポンコツと化してしまった二児の父。腐ってはいけないという思いから、ブログを始めてみたよ。全てスマホで書いてるので、スマホでの閲覧推奨。

文献から見る桃太郎の話



みなさんこんばんわ、二児父太郎です。





4月末に申請したLINEスタンプは、見事にリジェクトされて返ってきました。


でもリジェクト内容が、

「メイン画像の背景を透過してないよ」

「販売地域からインドネシアを除外してくださいね」(なんで!?うさぎと牛で何か関係あるのか?)

という、絵やスタンプ内容には関係ないことだけだったので、次は大丈夫じゃないかな~と思っとります。








さて、今回は昔話の話です。



日本に古くから伝わり、今に伝承されるもの。

それらは、得てして何らかの変化を経て今に伝わっていることが多いのです。


例えば童謡などはその裏に別の意味を含んでいるものが多く、結構怖い内容になっていたりします。
(とおりゃんせや花いちもんめ等)


昔話もまた然りで、原作や元になった話と皆さんが知っている話が違うものが結構あります。



その中で今回紹介したいのが、皆さんご存知『桃太郎』です。



この話を、原作に基づく解説とほんの少しの色づけを加えながら
紙芝居風にお話していきたいと思います。

(ちなみに挿し絵は一枚5分くらいで超適当に描いたので、実際の物語・イメージとは異なる場合がございます)




それではどうぞ~パチパチパチ


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※イメージ画像です


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むかーしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおりました。


二人には子供が授かることはありませんでしたが、本当に仲が良いことで村でも評判の二人でした。






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ある日のこと。


お婆さんが川へ洗濯に行くと、川上から割と大きな桃がプカプカと流されてきました。


「これはおいしそうな桃じゃ。どれ拾ってじい様と食うべか」


と言い、
ザブンザブンと川へ入水し、割と大きな桃を拾って帰りました。





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家へ帰り、二人で桃を切ってみると、中には桃以外の何者も入っている訳も無く
「おいしい、おいしい」と二人は拾った桃を堪能しました。




すると・・





「うっっ!!」
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ムクムク・・



ゴゴゴゴゴ・・
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どうしたことでしょう。



桃を食べたお爺さんの体は若かりし頃の美しい肉体に。



お婆さんの下半身はビチャビチャになってしまったではありませんか。





「パンパン・・」


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あふれる小宇宙を抑えきれない二人は、毎日のようにンパンパし、村の間でも「こりゃ大したもんだ」と評判になりました。







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そして間もなく一人のかわいい男の子が生まれました。



桃を食べて子作りしたので、その子供を「桃太郎」と名付けました。


※ 解説①参照





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桃太郎は頭はアレでしたが異常に成長が早く、色々な意味で人々を驚かせました。







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そして桃太郎が一人前の大人になった頃、


「ぼくは鬼ヶ島に行って鬼退治してきます」


と、
特に何の悪事も働いていない鬼を倒しに行くなどと言い始めました。




お婆さんは「あぁ、やっぱりこの子はそういうアレな子なんだなぁ」と思いながらも了承し、
かわいい桃太郎のためにきびだんごを持たせて見送りました。


背中の旗も、一体何の日本一なのか、全くの不明でした。


※ 解説②参照





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桃太郎は道中、犬・サル・キジの三匹と出会いました。


三匹はお腹がすいて死にそうだと訴えてくるので、桃太郎はお婆さんからもらったきびだんごを食べさせました。




するとどうでしょう。




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「う、うわああああああぁぁ!!」
「なんじゃこりゃあああぁぁ!!」
「きもっちわるううぅぅぅぅ!!」




三匹の体はムクムクと姿を変え、見事なタフガイになってしまったではありませんか!


実はお婆さんが作ったきびだんごには、なんと数年前のあの桃プロテインが入っていたのです。



「もとの姿に戻して欲しくば、俺に付き従え」ニヤァァ




鬼畜な策略により三匹の鬼神を従えた桃太郎は、一路鬼ヶ島を目指しました。


※ 解説③、④参照






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鬼ヶ島は海に囲まれ難攻不落の要塞でした。

しかし規格外の三匹のパワーによって、色々ありましたが何とか上陸に成功しました。

力尽きてサルは死にました。






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鬼ヶ島に住んでいる鬼はさして悪いこともしておらず、むしろインテリジェンスな様相を呈していました。


※ 解説⑤参照



「君たちは突然不法に侵入してきて、一体どういう了見なんだい?君たちがその気なら、僕たちも訴訟などの手段を辞さないよ」



「黙れ。やれキジ」
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桃太郎たちの容赦ない猛攻により、あっという間に鬼ヶ島は壊滅状態に。
甚大な被害を被りました。



「盗品は買い取ってもらえん。現金や、現金をかきあつめるんや!」






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鬼たちの家々から現金などを集めた桃太郎は、意気揚々と里へ帰りました。
犬とキジは限界が来て死にました。



そして桃太郎は、奪い取った金で一生豪遊して暮らしましたとさ。



めでたしめでたし。





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《解説》

【解説①】

「桃太郎」が物語としてはじめて世の中に登場したのは、江戸時代の赤本とのことです。

最初は桃から子供が生まれてくるという内容ではなく、仙桃を食べて回春した爺と婆がハッスルして子供を作った、という話だったそうです。




【解説②】

桃太郎の話の中で鬼が一体どんな悪事を働いたのか、明言しているものはありません。

福沢諭吉芥川龍之介も、特に悪いことをしていないのに退治されてしまう鬼について取り上げ、鬼目線からの物語を執筆しています。




【解説③】

十二支陰陽説で鬼は鬼門に住むと言われています。

鬼門とは丑と寅の間の方角(北東)を指すのですが、その対極にいる動物というのが順番に、申、酉、戌の三匹なのです。
つまり「鬼に対抗する動物」とし て彼らが描かれているのです。

この三匹にはそういった意味があったのですね。




【解説④】

そもそも桃太郎物語の原型となったものは、岡山の温羅(うら)退治の話だという説が濃厚です。

孝霊天皇吉備津彦命(きびつひこのみこと)が、温羅という鬼を退治する話です。
「きびだんご」は黍で出来た団子ではなく、この吉備から来た吉備団子ということらしいですね。岡山名産、吉備団子です。




【解説⑤】

解説③でも書いたように、鬼は十二支陰陽の鬼門である丑、寅から来ています。

そのため一般的に鬼の姿は、牛の角を持ち、虎柄のパンツを履くという姿で描かれたようです。

ということは一歩間違ってたら、牛柄のパンツを履いたタイガーマスクみたいな感じになっていたかもしれませんね・・





こんな感じで〈おわり〉



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いやあ、本当にためになる話でしたねぇ!


「悪いことをしたから倒す」のではなく、「鬼は悪い存在だから倒す」・・。

戦時中の勧善懲悪思想の着想には持ってこいだったんですね!



あの桃太郎にこんな裏話があったなんて・・
非常に勉強になりましたね!







ただ・・





いつになく真面目な話を書いてしまいました。


一個もふざけるところがなくて申し訳ない!
ちょっと真面目すぎましたかね。





やっぱり僕の抑えきれない知性というか・・
高い教養性?みたいなのが邪魔してしまいましてねぇ・・




いやぁ本当、こんな為になる話ですいませんねぇ。ヘヘッ



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